愛橘会概要

会長メッセージ

koide会長 福澤 嘉孝(7期生)

 同窓会(愛橘会)会員の皆様、コロナ禍を如何お過ごしでしょうか。このコロナ禍でも益々、ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。また、平素より、同窓会活動へのご支援・ご協力を賜り、心より厚くお礼申し上げます。

 愛橘会(正式名称;一般社団法人愛知医科大学同窓会)は、「会員相互の連携の深化」、「愛知医科大学の発展を支え、会員と大学の医療水準の向上」のため、1980年に発足し、現在、日本全国に35の支部会と5,148名の会員数(2021年6月現在)を擁しています。これまでの支部会においては定期的に総会を開催し懇親を深めるとともに、その際に開催される学術講演では、母校の現役教員(含、教授)を講師として招聘するなど、最新・最先端の医学・医療を紹介するとともに母校との絆をより一層深めることに尽力して来ております。同時に本総会ではオリジナリティーの高い医学研究の奨励及び助成事業や会報等の定期的刊行物の発行など、本同窓会の設置目的に準拠した事業展開を実施しております。しかしながら、2020年度はコロナ禍(緊急事態宣言3回発出)により、既述の事業展開が殆どできず(定例総会も中止)、会員の皆様を含む国民の生活様式の大変革に伴い、同窓会の在り方も再考せざるを得ない状況が到来しております。

 さて、愛知医科大学は1972年に、「時代の要請に応える医師の養成」、「地域住民の医療に奉仕」を建学の精神の主眼として設立され、これまでも「特色ある医科大学づくり」を基本方針とし、その存在意義を明確にする医科大学創造に尽力し、今年で50年目(2022年で50周年)を迎えることができました。2014年5月には愛知医科大学病院中央棟を開院し、「次の50年の布石」として磐石な体制が構築されるとともに、2019年9月受審した医学教育分野別評価認証に7年間の認定(2020年6月1日〜2027年5月31日)を受け、本学の更なる進展が期待されます。一方、本学の事業計画等は愛知医科大学の学報やホームページに掲載されていますが、本学の今後の発展の礎がこの数年間で方向付けされる可能性が大きいと思われる非常に重要な時期に来ていると私は切実に感じております。

 2019年5月開催の第9回定時社員総会及び懇親会には126名の会員の皆様にご出席頂き、更には大学関係者(含、名誉教授)、会員、学生、会員父兄と親睦を深めて盛会裡に終了できましたことに対してこの場をお借りし、感謝申し上げます。しかしながら、既述した如く、2020年及び2021年5月の総会はコロナ禍にて開催を断念した次第です。

 私は本年5月、理事長に初選出されました。これまでは、学術・教育委員会の委員長としての大役を約10年に亘り、努めて参りました。同窓会(愛橘会)会員内の優秀な研究者(特に、若手研究者育成)に対して、今後さらにその大成を期し研究振興の一助となることを目的として「愛橘学術賞」(全国公募)が設定されました。対象は本同窓会(愛橘会)会員が個人又は筆頭者で、過去3年以内に公刊(印刷または電子ジャーナル掲載)された優れた独創的研究論文です。本委員会が発足当初のレベルは、未だ、会員の皆様への周知不足もあり、未熟なものでしたが、会員の皆様への周知が徐々に普及するとともに応募数も急激に増加し、この数年間では、独創的な学術研究論文のインパクトファクター(IF)も4〜5倍にも上昇し、最近では新たに「特別賞」(2021年〜)も設定され、益々の発展を遂げております。一方,本学医学部学生のために「愛橘医学奨励賞」も設定しています。本賞は本学同窓の医学生あるいはそのグループ独自の独創的な研究執筆論文あるいは研究発表で公的に是認された優秀な学術業績を中心に審査・評価を行っております。同時にその素晴らしさを例年、同窓会会報に寄稿し、学術賞・奨励賞を受賞した会員の皆様の栄誉を称えておりますので、ご参照・ご参考にして下されば幸いです。例年ですと、定例総会にて学術講演及び表彰状授与式が行われておりましたが、本年度はコロナ禍で開催が中止となり、会報及びホームページでの掲載となっております。

 私は、一般社団法人愛知医科大学同窓会「愛橘会」としてのイノベーティブなグローバル・ビジョン「同窓会としての目指すべき方向性」を明確化し、具現化することが不可欠であると認識しております。任意団体から一般社団法人化した今日、同窓会(愛橘会)の当面の課題と目標、活動計画(含、方針)を如何にすべきかを見極めるべく微力ながら尽力して参りましたが、以下の8点を当面の課題(具現化のための8本の大きな柱)として邁進したいと考えております。これらが同時に進行されてこそ、学是である「具眼考究」が達成されるものと考えております。
 (1)本学が更なる進化・進展を遂げるための学術・教育のより一層の発展
 (2)その為の医学部学生への強力な支援(惜しみない学生支援)
 (3)同窓会としての社会・医療貢献(本学・本院とのより一層の連携強化)
 (4)全国支部会と本部のより一層の連携体制の強化
 (5)支部会活動の活性化(支部会への支援体制の強化)
 (6)男女共同参画(含,ダイバーシティ)のより一層の推進
 (7)広報活動のより一層の拡大(普及)
 (8)財政基盤確立とそれに合致した組織運営基盤のより一層の確立・充実

同窓会(愛橘会)のイノベーティブで
グローバルなビジョン

会員の皆様の声に真摯に傾聴し、現状を常に見極めながら、同窓会として目指す目標を具現化(“見える化”)する!
同窓会の存在価値(意義)が、「同窓会を支援している個々の会員のニーズに合致」していることを常に念頭に置きながら、同窓会の事業展開を実施したいと考えております。それ故に、本部・支部の会員相互の情報交換の場を提供し、より一層活性化することが重要であると考えております。また、本同窓会の事業展開に関しては個々の会員のニーズの察知に心掛け、既述のビジョン達成の観点から、より良い同窓会(愛橘会)とすることを目指すこととする。

 既述の如く、私のイノベーティブでグローバルなビジョンへの想いは、「会員及びステークホルダー」の方々が、いつも「満足げな笑顔」で同窓会(愛橘会)の種々事業にご賛同・ご参画して頂くことであります。
愛知医科大学を卒業したという誇りを忘れずに、会員の皆様、一人一人が本学発展のために今できることを最大限に行う気力と行動力を持つことが最も重要であると私は常々考えております。
 現在、恒常的事業の実施は、6つの委員会組織;「運営委員会」、「学術・教育委員会」、「広報委員会」、「学生・支部会支援委員会」、「ダイバーシティ推進委員会」、「周年事業準備委員会」により、審議検討が行われております。また,各委員会には委員長(副理事長に準拠する人材)、副委員長を当てておりますが、今後、より一層の充実・強化を図るため、会員各位のご意見を反映するシステムの構築も検討して参りたいと考えておりますので、忌憚無きご意見、コメント等を賜れば幸甚に存じます。是非ともご教示の程、何卒宜しくお願い申し上げます。
 同窓会(愛橘会)は、会員の皆様及び母校の進化・進展に役立つ種々活動を今後も継続して参りたいと存じますので、是非ともご理解・ご支援・ご協力の程、重ねてお願い申し上げます。
 尚、本ホームページを介して、少しでも私どもの諸活動の一端をご理解頂ければ幸いです。

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