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重瞼術の治療(埋没法)

  • 二重と一重
     上まぶたのいちばん下の縁には瞼板という硬い板があり、目を開くときには眼瞼挙筋という筋肉によって上に引き上げられます。そのときに上まぶたの皮膚が、瞼版と一緒に動く部分と、動かないで垂れ下がってくる部分とに分かれ、その境目の皮膚が折れ曲がって二重ができるのです。一重の人には、瞼板と一緒に動く部分の皮膚がないため、瞼板が引き上げられても皮膚はそのままの状態で垂れ下がってきます。したがって、皮膚が目の縁の上にかぶさるようになり、実際の目の大きさよりも細い目に見えてしまいます。

    埋没法
     一重のまぶたを二重にするには、一定の範囲で上まぶたの皮膚が瞼版と一緒に動いてくれるように、皮膚と瞼板との間に癒着を起こさせればよいわけです。埋没法は、皮膚と瞼板とを糸で結び、糸を皮下に埋め込む方法です。
     腫れがひくのが早い、傷跡がほとんど残らない、元の状態に戻しやすいという長所があります。

    手術前
     上まぶたの皮膚炎や、結膜炎がある時には手術できません。手術前には洗顔してメーキャップはおとしていただきます。つけまつげ、コンタクトレンズもはずして下さい。

    デザイン
     手術の直前に、座った状態で重瞼予定腺をデザインします。上まぶたにブジーをあてて二重の状態を作り、顔立ちに合う二重の幅と形を相談して決めます。

    手術
     手術は局所麻酔と点眼麻酔で行います。上まぶた中央の皮膚を瞼板に縫いつけます。約10分間で終了します。

               
                 上まぶたの断面図

    手術後
     手術当日は、車の運転を控えて下さい。帰宅したら上まぶたを冷やしてください。洗顔、洗髪は術後2日から、アイメークやコンタクトレンズの使用は術後1週間からとしてください。目をこするのは避けてください。
     3日間糸が通った穴に軟膏を塗り、1週間抗生剤の点眼液を使用してください。

    経過
     手術後の腫れは2日目がピークで、それが落ち着くのに早い人で1週間、遅い人で3週間かかります。最初は二重の幅が手術前に決めた幅よりも広く、目を閉じると2カ所の糸穴がくぼんでいます。目が重苦しいとか、まぶたがひっくり返されたような感じがしますが、心配ありません。しだいに自然な二重になり、違和感も消えていきます。重瞼幅が安定し、希望された二重になるのには、1ヶ月以上かかります。

    合併症
     皮下出血斑、重瞼線の消失、皮下腫瘤、角膜刺激症状

                



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