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陥入爪の治療

  • 陥入爪とは
     陥入爪は爪の側縁が皮膚に食い込み、その機械的刺激によって疼痛、炎症を起こしたものです。さらに感染が加わって悪化すると肉芽が生じます。主に足の親指に起こります。窮屈な靴、先のとがった靴を履かない、深爪をしない、足を清潔に保つなどの注意が大切です。

    陥入爪の治療法
     軽症例では足浴、消毒、抗生剤の内服などで治ります。痛みの再発を繰り返す場合には手術が必要です。抜爪するだけでは同じような形の爪が生えてくるので、症状が再発します。
     手術は曲がって食い込んでいる部分の爪を縦に切除し、爪の付け根にある爪を作る素となる細胞をフェノールという薬品で焼きます。食い込んでいた部分の爪が生えてこなくなります。
     手術後にはガーゼをたくさんあてて包帯を巻きますので、靴が履けなくなります。サンダルを用意して下さい。指の根本に麻酔の注射をした後、ゴムバンドを巻いて下の図のような手術を行います。肉芽はそぎ取ります。約10分間で終了します。手術により陥入していた部分の爪は生えなくなります。

    術後
     抗生剤(ミノマイシン 黄色い錠剤)と鎮痛剤(ロキソニン ピンクの錠剤)を内服してください。手術の痛みは、術後約1時間であらわれます。鎮痛剤を内服して痛みをコントロールして下さい。約1日で痛みはなくなります。手術の当日は、長時間歩いたり立ったりすることを避けてください。手術した部位から出血したり痛みが強くなったりするからです。手術翌日から患部も含めて入浴可能です。


          
                   
     爪甲切除        フェノール処置

    合併症
     感染(赤く腫れて膿がでる)、粉瘤形成(皮膚切開した部位にしこりができる)、爪棘形成(切除した爪がまた生えてくる)などがあります。

          
                


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