TEL. 0561-62-3311(代表)
〒480-1195 愛知県長久手市岩作雁又1番地1
老人性色素斑
しみの治療のために病院を訪れる人のうち、もっとも多いのが老人性色素斑です。老化による表皮の異常で、メラニンが増殖しているために、その部分が茶色く見えるものです。「老人性」とはいえ、20歳代から現れる人もいますが、10歳代から現れることはありません。30歳代から次第に多くなり、60歳代ではほとんどすべての人に、何らかの形でみられます。紫外線にあたることが発症原因ですので、日光にあたることが多い顔や手の甲に多く発生します。
Qスイッチルビーレーザー 1㎝まで11,000円、以降5㎜ごとに5,500円追加(税込)
Qスイッチ・ルビーレーザーは、メラニン色素によく吸収される694nmの波長の光を約1億分の1秒という超短時間に照射するものです。メラニン色素を持つ細胞だけを選択的に破壊することができます。周辺組織にはほとんど熱影響を及ぼさないので、傷跡は残りません。
レーザー治療後の注意
レーザーを照射したところは、じくじくするので1日2回洗顔後に軟膏を塗ってください。治療後1~3日でかさぶたができますので、軟膏はもう必要ありません。かさぶたを無理矢理取らないことが大切です。かさぶたの上からファンデーションを塗っても構いません。
5~10日後にはかさぶたが自然に取れるので、その後は化粧できます。サンスクリーンクリームとファンデーションなどで紫外線を避けるようにしてください。
一過性の色素沈着
かさぶたが取れたときには、赤みが残っています。1~2週間で赤みが取れると徐々に茶色くなってきます。これは炎症後色素沈着で、しみの再発ではありません。色素沈着の程度には個人差があり、色素沈着の程度がひどいとレーザー治療前より、かえって色が濃くなることがあります。色素沈着は数カ月、なかには1年ほど続くことがあるものの、自然に消失するので、心配する必要はありません。
レーザーの再照射
通常は、1回の照射で高い効果が得られます。レーザー治療後半年経ち、炎症後色素沈着が消えても、まだ目立つ色が残っている場合には、もう一度レーザー治療を行う必要があります。
ハイドロキノン軟膏(ナノHQクリーム) 1本10g:3,300円(税込)~
ハイドロキノンには、メラニンを分解する効果があり肌の色を白くします。使用し始めた時から強い刺激感や発赤があったり、2週間をすぎても刺激感が残ったりした場合は、薬の使用を中止しなければなりません。
トランサミン 1ヶ月:3,630円(税込) ・ビタミンC 1ヶ月:1,060円(税込)内服
トランサミン(止血剤)とビタミンCは体内でメラニンが産生されるのを抑制する作用があります。2~3ヶ月内服を続けているとメラニンの量が減少し、皮膚のしみも薄くなってきます。
その他のしみ
しみは、肝斑、太田母斑、炎症後色素沈着、色素性母斑のこともあります。
肝斑は女性の顔に多くできる左右対称の茶褐色のしみです。原因は不明ですが、女性ホルモンが影響しているのではないかといわれています。肝斑にはレーザー治療は効きません。
太田母斑は青あざの代表的なものです。一般的に生後間もなくか思春期に現れますが、中高年になってから発症することもあります。太田母斑の場合には約5~10回のレーザー治療が必要です。
※上記に、初診料4,180円(税込)+薬代+消費税が別途必要となります。
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