新型コロナウイルス感染症後の後遺障害について

「新型コロナウイルス感染症後の後遺障害」とは、新型コロナウイルスの感染から回復した後も、何らかの症状がある場合をいいます。

これまで海外で報告されている症状は、全身倦怠感、呼吸困難感,気分の落ち込み,思考力や集中力の低下,咳や痰,味覚・嗅覚障害,脱毛の他,関節痛、胸痛、筋肉痛,目や口の乾燥、めまい,結膜充血、頭痛、食欲不振、のどの痛み、下痢、記憶障害、睡眠障害など,多岐にわたるだけでなく,これらの症状がいくつも重なっている場合もあります.日本における調査でも,上記症状が報告されています.また,コロナ感染時の重症度と後遺障害の強さは,必ずしも一致しないことがあるようです.

後遺障害は、現在のところ、以下が絡んで起こると考えられています。
1. 新型コロナウイルスに感染していた時の症状が続いている
2. 感染が原因で肺や心臓が障害される
3. 新型コロナウイルス感染後の疲労症候群:これは、自律神経障害などを特徴とする筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群に似た症状といわれています。睡眠障害や、認知症様症状、判断力・思考力の低下もその中に入ります.
4. 集中治療後症候群:重症の場合にICUなどの集中治療からの回復後におこる、身体障害・認知機能障害・精神障害などの症状.

現時点では、病態について分からない事が多く、診断基準も、確実な治療法も確立されているわけではありません.しかし当院は、疲労症候群に精通した総合診療科医の他、呼吸器内科はじめ、耳鼻咽喉科、皮膚科など、複数の診療科が揃った総合診療クリニックですので、1人の患者さんの全体像を把握することは可能です.当院では現在、新型コロナウイルス感染から回復しても、何らかの後遺障害にお悩みの方がご相談出来るような診療窓口を設けています.診療をご希望の方は、以下ををご覧下さい.

ご案内
診療日 ; 月曜から金曜日
時 間 ; 10:00~12:00、13:30~15:30(曜日によって異なることがあります)
連絡先 ; 愛知医科大学メディカルクリニック 052-931-2261
    (電話受付時間;8:30-12:00,13:00-16:00)
     事前にお電話で予約をお取り下さい.
     愛知医科大学病院では受付はしておりませんので,上記電話番号へおかけ下さい.

*診療を希望される方へ
当クリニックは15歳以上の年齢の方を対象としています.
まず、当日の内科担当医が、患者さんの症状の詳細を伺い、ご了解の上で必要な検査を行う他、症状に応じて、それぞれの専門診療科へ紹介します.新型コロナウイルス感染後の後遺障害に悩む患者さんと共に考え、少しでも安心して日常生活を送ることが出来るよう、努力したいと思います.