看護学研究科長あいさつ

看護の発展を目指して

研究科長 白鳥 さつき

研究科長  白鳥 さつき

近年の目まぐるしく変化する社会情勢は,保健・医療・福祉の世界に大きな影響を与え,特に,医療における効率性の追求は医療システムそのものを変化させてきました。看護はこのような変動の中で,患者を支える中心的存在として活躍が期待されています。活躍の場や求められる役割も拡大し,それに伴う責任も重くなり,多くの看護師が臨床・臨地の現場で課題や疑問に突き当たっているのではないでしょうか。

近年,看護は学問体系が整ったことにより基礎教育の高等化(大学化)が実現しました。そして今日,専門職として社会に認知されるようになり,現場の看護師が大学院で学び,より専門的な能力を発揮し,活躍することができるようになりました。

看護の大学院は,臨床・臨地と切り離せるものではありません。臨床・臨地で突き当たった課題や疑問を,大学院で追及することによって,臨床・臨地で培った経験知を理論知として再構築することができます。また,研究によって得た成果は看護の質向上に貢献が期待できます。

大学院での学びは,新たな知を得るという新鮮な喜びや,自身の経験を論理的に体系化できるという達成感を与えてくれるものです。しかしながら決して容易なプロセスではありません。単位修得は時間との闘いであり,研究は新たな創造のための生みの苦しみであることから,生活や仕事との両立は,厳しいものとなるでしょう。しかし,その壁を越えたときが,次への一歩となるはずです。そうした皆様一人一人の努力の積み重ねが,看護が完全なる専門職として社会に認知されることにつながっていくのです。

本研究科で挑戦する皆様が,研究者として,教育者として,臨床・臨地のスペシャリスト・卓越ナースとして巣立っていき,社会の期待の応えられる看護専門職となることを期待します。

プロフィール

専門
看護管理学 基礎看護学
研究テーマ
看護における専門職社会化,看護職者の労働安全衛生

略歴

昭和49年3月 慶應義塾大学医学部厚生女子学院卒業
平成2年3月 都立医療技術短期大学教員養成課程修了
平成12年4月~平成17年3月 山梨医科大学医学部看護学科准教授
平成14年3月 明星大学大学院人文学研究科教育学専攻修士課程修了 修士(教育学)
平成17年4月~平成19年3月 愛知医科大学看護学部准教授
平成19年3月 長野県看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了 博士(看護学)
平成19年4月~平成21年3月 山梨県立大学看護学部教授
平成21年4月~平成26年3月 長野県看護大学看護学部教授
平成26年4月~現在 愛知医科大学看護学部教授
平成28年4月~現在 愛知医科大学副学長 兼 看護学部長 兼 看護学研究科長