看護学研究科

大学院看護学研究科特定行為研修セミナーを開催しました

2018.07.03

平成30年6月30日(土)ウインクあいち(愛知県産業労働センター)において,愛知医科大学大学院看護学研究科セミナー「急性期医療と在宅医療をつなぐ特定行為研修修了者の役割」を開催しました。

第1部では,「急性期医療と在宅医療の現状と課題」として,三宅養三理事長からは,超高齢化が進む日本の医療の現状から,医学と看護学の視点を持って在宅医療を実践できる診療看護師の必要性について,宮川ホームケアクリニックの宮川尚之院長からは,在宅医療に携わっている医師の立場から,診療看護師には病状の判断や特定行為の実施だけでなく,利用者さんが在宅で生活できるような環境整備と多職種が心地よく働けるような調整役の役割を期待していると講演をいただきました。

第2部のシンポジウムでは,「急性期医療と在宅医療をつなぐ特定行為研修修了者の役割」として,1番目の名古屋医療センター診療看護師 薄井美穂氏からは,急性期病院から在宅で生活できるよう生活面の情報を丁寧に情報収集し,環境を整備して在宅に送り出している活動,2番目の佐賀関病院診療看護師 谷山尚子氏からは,総合診療医と連携し,病院から在宅に出向き患者の病状の判断と生活支援をしている活動,3番目の三重県立一志病院診療看護師 西田安紀子氏からは,訪問看護部門で訪問看護を通して,病院と在宅まで横断的に患者の病状管理と生活を支援している活動の講演をいただきました。
ディスカッションでは,在宅医療で診療看護師の活躍が求められているが,診療報酬など制度が追い付いていない現状に関して意見交換が行われました。しかし,宮川先生から,今できる小さなことを積み上げて,制度を変える大きな力へ繋げていくことが大切であり,制度がない今だからこそ,住民にとってよいと思うことを新しい発想で行うことができる,とエールをいただきました。

地域・在宅医療に携わる診療看護師はまだ少ないのが現状ですが,これからの超高齢化社会と2025年問題を抱える日本にとって,診療看護師が日本の医療を変える可能性を感じることができたセミナーとなりました。

当日の模様


多くの方々が参加


研究科長挨拶


第1部座長:小松教授


三宅理事長講演


宮川ホームケアクリニック 宮川院長講演


第2部座長:阿部教授


名古屋医療センター 薄井美穂氏


佐賀関病院 谷山尚子氏


三重県立一志病院 西田安紀子氏


シンポジウム①


シンポジウム②


シンポジウム③

関連リンク

お問い合わせ先

    看護学研究科クリティカルケア看護学領域 教授 小松徹,阿部恵子
    看護学部教学課 野々
    TEL:0561-61-1827[直通]
    E-mail:gakumu@aichi-med-u.ac.jp