ソフトテニス部へ行こう!
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ソフトテニスを通して(※父兄会報No.81、部活動紹介より転載。文=松村成毅)
テニスというとすぐに硬式テニスを思い浮かべる人も多いと思いますが、中学・高校のクラブ活動では、広くソフトテニスが親しまれています。ソフトテニスは老
若男女を問わず手軽に楽しめるスポーツであるだけに、そのプレーヤー人口も日本で700万人を超え、現在では「世界ソフトテニス選手権大会」も開かれ、
インターナショナルなスポーツとして愛好されています。
ソフトテニスの魅力は、ボールを思いっきり打ち合う楽しみに始まり、そしてボールのいろいろな打ち方をマスターしていくうちにラリーが続くようになり、いつ
の間にかそのおもしろさにはまってしまうところにあります。ゲームに至っては、サービスやストローク(ボールの打ち方のこと)などに練習の成果が現れて得
点できたときは、誰でもうれしくなるものです。相手が打ち返すことのできないようなサービスが決まった瞬間や、打ち合いが長く続く熱戦などは、見ているだ
けでも手に汗を握り、わくわくさせられるものです。また、ソフトテニスは2対2で行うダブルスが主流のスポーツなので、パートナーと協力して作戦に工夫を凝
らし、相手と得点を競い合うチームプレーの楽しさも味わうことができることも魅力の一つです。
現在我がソフトテニス部は、部員数34人(注:平成16年時点)と年々その数を増やし、特にここ2年間での入部者数は20人と増え、大きな部活になりつつあり
ます。練習は週3回、3時間ほど、男女一緒に練習を行っています。大きな大会は春・秋東海医歯薬大会と西日本医科学生総合体育大会があり、成績のほ
うは、昨今の東海医歯薬大会で女子団体戦においてベスト4入りが続いております。男子は戦力がようやく整いつつあり、当面は予選リーグ突破が目標です。
部員個々にソフトテニスを始めた動機は、健康のため、ウェアに憧れて、テニスを手軽に楽しむためなど様々ですが、皆に共通していることは、テニスが好き
で、テニスを楽しんでいるということです。そしてテニスのおもしろさから、仲間の大切さ、日々の努力、大事な場面の集中力、勝利の喜びなど、体験することで
しか得られないたくさんのものを得ています。そしてこういった積み重ねが自信につながり、医療の現場においても、将来必ず役に立つものと確信しております。
我々ソフトテニス部は、たくさんの先生方、ご父兄の方々、同窓会員の先輩方に支えられ、また、テニスコートはオムニ(砂入り人工芝)のコートに照明付きと、
贅沢な環境で活動させていただいております。この場を借りて、御支援いただいているすべての方にお礼を述べたいと思います。ありがとうございます。ご好
意を力に変え、大会での更なる飛躍だけでなく、よりよい人間性の形成のために努力していく所存です。