胆石症

 

 からだの中にはいろいろな石ができますが,代表的なものに胆石と腎 (尿管)結石があります。そこで今回は,胆石症についてお話したいと思います。

 

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胆道のしくみとはたらき
胆汁は肝臓で合成されて十二指腸まで流れ,その経路を胆道 (胆管・胆嚢)といいます。胆汁には胆汁酸が含まれていて,脂肪やビタミンの吸収を助ける働きをしています。胆嚢には胆汁を貯蔵したり濃縮する働きがあり,胆嚢にできた石が胆石です。

 

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胆石ができる原因は?
胆石には大きく分けて,コレステロール結石とビリルビン (胆汁の主成分)結石があります。1970年代から急激に増加してきましたが,その原因は脂肪摂取量の増加によってコレステロール結石が増加したためといわれています。

 

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.胆石の症状
胆石は,全く症状がなくて人間ドックなどで発見される場合が多くあります。症状としては,以下のような 3症状が代表的です。
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痛み 胆石による痛みは,胆石発作と呼ばれています。右の肋骨のいちばん下 の場所に激しい痛みがおこります。油っこい食事をとると胆嚢が収縮して胆汁を十二指腸に流そうと働くために,胆石も移動して胆嚢の出口を塞いでしまい痛みがおこります。痛みがスッと軽くなるのも特徴的です。 
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発熱 胆石があると胆嚢内で細菌が繁殖しやすく,胆嚢炎をおこすことがあります。胆嚢炎をおこすと,38℃以上の発熱をおこします。腹痛も胆石だけの時と違い,何時間も続きます。緊急に処置する必要があります。
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黄疸 胆石が胆嚢から出て胆管に詰ったときには,胆汁が排出できないために,黄疸がおこります (皮膚が黄色くなる)。緊急に処置する必要があります。

 

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胆石の治療方法
 
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薬による治療
 
(a) 胆石発作の治療 鎮痛鎮痙剤の注射か内服薬を使用します。
 
(b) 胆嚢炎の治療  抗生物質の注射を使用します。
 
(c) 結石溶解剤による治療 直径 1cm以下のコレステロール結石では6か月間以上の結石溶解剤の内服で,40%に効果があるといわれています。
 
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体外衝撃波結石破砕療法 (ESWL)
からだの外から衝撃波を石に当てて砕く方法です。結石の直径 3cm以下で数が3個以下,年齢60歳以下の場合に行い,20〜30%に効果があるといわれています。
 
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手術 胆嚢を摘出します。開腹と腹腔鏡による場合があります。