肥満症手術外来のご案内

肥満症とは

図1:太っている人

図1:太っている人

肥満症(図1:太っている人)はひとりではなかなか治りにくい病気です。患者さんの多くは、肥満症が体に良くない事をわかってみえるのですが、食べることをやめられないという食生活の悪循環におちいっておられます。肥満症はいろいろな病気(糖尿病、高血圧、心臓病、睡眠時無呼吸症候群、高脂血症、脂肪肝など)の発症や増悪の原因になり、がん発症の関連も報告されています。BMI(Body Mass Index)という肥満度の指標が高いほど(25以上)死亡率があがるのはほぼ間違いないとされています。

BMIと肥満度

BMIは身長と体重を使って肥満度を表す数値のことです。次の計算式で求めることができます。
BMI=体重(kg) ÷(身長(m) × 身長(m))



肥満症手術について

肥満症手術をうけることができる方

BMIが35kg/m2以上(高度肥満)で、

  1. 糖尿病
  2. 高血圧
  3. 脂質異常症
  4. 睡眠時無呼吸症候群
  5. のいずれかを患っておられる方です。
    なお、これらを満たす患者様のなかでも、手術以外の治療をお勧めする場合もあります。




肥満症手術

肥満症に対する手術治療は、日本ではこれからの発展が見込まれており、欧米では多くの治療がなされています。当院では、胃を小さくする方法として腹腔鏡下スリーブ状胃切除をうけることができます(図2)。この手術は、おなかいっぱい食べても痩せられる手術ではありません。食べてもすぐにおなかいっぱいになる(手術前のような食べ方をすると、苦しくて食べられなくする)手術です。結果的に体重が減り(図1:やせている人)、糖尿病や高血圧、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群なども改善します。

図1:やせている人

図2



手術のあと

良い食生活は良い生活習慣につながります。この手術は、良い食生活を身につけるための「きっかけ」です。良い食生活が身につかない場合は、リバウンドしたり、ストレスを感じることがあり、せっかくの手術が逆効果になることもあります。そのため、患者さん自身の努力もとても重要です。

愛知医科大学の肥満症治療体制


大学病院の肥満に関連する専門家が総力を結集し、肥満症の患者さんをできるだけ安全にサポートし治療します。肥満症に関連する治療を、愛知医大でうけて健康になって良かったと言っていただきたいと治療に関わるメンバーみんなが思っております。

肥満症治療に関わるメンバー

  • 糖尿病内科:近藤正樹・中村二郎教授
  • 消化管内科:土方康孝・春日井邦夫教授
  • 肝胆膵内科:角田圭雄・米田政志教授
  • 循環器内科:高島浩明・天野哲也教授
  • 睡眠科:星野哲朗・塩見利明教授
  • 精神科:リエゾンチーム・兼本浩祐教授
  • 消化器外科:齊藤卓也・倉橋真太郎・佐野力教授
  • 麻酔科:佐藤祐子・藤原祥裕教授
  • 運動療育センター:牛田享宏教授
  • 栄養サポートチーム:森直治教授


問い合わせ先

消化器外科(31番)外来 担当:齊藤卓也 (毎週木曜:AM9:00-15:00)