78・59会

　愛知医大同窓会総会の懇親会に還暦学年が招待されると伺い、急遽、同窓会から連絡をしていただきました。2年前に78・59同級会を開きましたので、今回は何人集まるか不安でしたが、24名の参加があり（北は北海道根室、西は広島）、ホッとしました。
　19時、78・59会招待席に懐かしい面々が集まりました。肉体的な経年劣化は認めざるを得ないところですが、精神的には経年進化・向上していました。緊張した面持ちのテーブルとは違い、時間経過とともに箍（タガ）が外れていった78・59会招待席は異彩を放っていたように思います。周りからは「78・59会は濃い」「老けた学生グループ」と受け止められていましたが、最近難聴の私には「うらやましい」としか聞こえませんでした。「懐かしさ×共感＝異様な盛り上がり」ということでお許しいただきたいと思います。
　21時、二次会会場の居酒屋に向かって、20数名で夜の栄を大移動。老眼にムチ打ってLINEをやり取りする光景は見ものでした。また残念ながら操作がスムーズではない点は、時代に取り残されまいと必死にもがく還暦者ならではと思ったのは私だけでしょうか。懇親会以上に盛り上がり、あっという間に日をまたいでしまいました。
　このような楽しい再会のきっかけを作っていただきました同窓会の皆様には78・59会を代表して感謝申し上げます。また先約等で参加できなかった方々にはお詫び申し上げるとともに、2年後に開催するであろう78・59同級会での再会を楽しみにしています。

　78・59同窓会は平成6年と14年の開催以後、集まる機会がありませんでした。15年が経過し「久しぶり同窓生と話がしたい」という要望があり、今回の開催となりました。78・59会該当者は152名で、亡くなられた9名と連絡できなかった9名を除く134名に開催通知を発送しました。卒後30年以上が経過しましたが41名から参加表明があり、35名からは都合がつかないなどの理由で欠席の返事をいただきました。県外在住者12名（岩手、新潟、東京、静岡、岐阜、京都、和歌山、福岡 各1名、兵庫 4名）の参加、少ない女性会員のうち5名の参加は幹事としてありがたいことでした。
　小出詠子（旧姓 田中）さんの司会で始まり、9名の物故者に黙祷をささげ思いをはせました。皆の再会に乾杯した後、懐かしい話で盛り上がる者、記念写真を撮る者など会場はヒートアップしました。全員のショートスピーチによりこれまでの空白時間を一挙に埋めることができました。途中、愛知医大と大学界隈の街・風景がパワーポイント上映され、学生時代に過ごした学び舎と街の大きな変化にどよめきがわきました。話は尽きることなく、近くの居酒屋で行われた二次会も約30名がなだれ込みました。まるで学生時代の医大祭のような雰囲気が再現されました。
　記念品として愛知医大ロゴ入りのフェイスタオルを配布しました。タオルを見るたびに母校を思い出してもらえると幸いです。今回、発送業務などの裏方を同窓会事務局で行っていただきました。最も気の重くなるこの部分をお願いできたことは幹事として本当に助かりました。