睡眠時無呼吸症候群(SAS)【睡眠科】

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:SAS)は,その名の通り睡眠時に呼吸が止まってしまう疾患です。具体的には,睡眠中に10秒以上の呼吸停止(無呼吸)や呼吸困難(低呼吸)が1時間あたり5回以上ある状態をいいます。

2003年2月にJR西日本山陽新幹線で起こった列車緊急停止事故をご記憶でしょうか?乗客を乗せた新幹線が,運転士が眠ったまま時速270kmで走りつづけたのです。原因が睡眠時無呼吸症候群(SAS)による居眠りと分かり,社会に大きな衝撃を与えました。

このように,睡眠時無呼吸症候群(SAS)は日中の眠気による集中力低下や事故を引き起こす危険性があります。また,睡眠中の低酸素血症や高炭酸ガス血症は,肥満,高血圧,高脂血症,糖尿病などの生活習慣病とも密接な関係があり,様々な合併症を引き起こす確率が高くなることが報告されています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査には,自宅で行える簡易呼吸検査法と,入院検査となる終夜就寝ポリソムノグラフィ(PSG)検査があります。当クリニックではまず自宅で行える簡易呼吸検査を施行し,検査技師によりできるだけ詳細かつ正確な解析を行います(平成25年4月1日検査開始予定)。その後,必要に応じて愛知医科大学病院睡眠科で終夜就寝ポリソムノグラフィ検査を行います。


以下にあてはまる項目が1つ以上ある方は睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性がありますので,一度ご相談下さい。
①『毎晩大きないびきをかく』と周囲の人に言われる。
②『睡眠中に呼吸が止まる』と周囲の人に言われる。
③ 日中いつも眠い。
④ 集中力,注意力がない。
⑤ 朝起きた時に頭痛がある。
⑥ 朝の目覚めがすっきりしない(熟睡感がない)。
⑦ 夜間に2回以上トイレに起きる。
⑧ 肥満の傾向がある。
⑨ 高血圧である。