2007年

愛知医科大学硬式野球部

公式戦試合結果報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛知医科大学硬式野球部  

主将 小林 大祐  

部長 山田 芳彰  

監督 小島 淳仁  

 

 

 

 

 

 

 

 

五大学リーグ1回戦

 

 

3月23日

 

 

三好総合グラウンド

 

 

対信州大学

 

 

 信州

2

4

3

0

0

2

11

愛知医科

7

0

4

2

3

×

14

 

 

勝利投手:小林(大)

 

 

五大学の初戦は信州大学。初回、先発柴田の制球が定まらず、ヒットと味方のエラーで2点を献上するが、その裏、先頭打者川口のヒットを皮切りに7点を取り逆転する。しかし、柴田は自分のリズムを取り戻すことができず、再び逆転を許す。3回途中からリリーフした小林(大)が、相手の勢いを止めいいリズムを作ると、3回裏に川口の本塁打で勝ち越し、4回・5回には柴田の2打席連続本塁打などで追加点を挙げ、勝利を収めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五大学リーグ準決勝

 

 

3月24日

 

 

三好総合グラウンド

 

 

対徳島大学

 

 

 徳島

1

4

0

6

0

0

11

愛知医科

0

3

11

0

4

4

22

 

 

勝利投手:玉井

 

 

ダブルヘッダーの初戦・徳島大学との試合は、先発柴田の乱調で序盤5点を献上する。しかし、3回裏に、岩田、尾関の2本の3点本塁打を含む打者14人の猛攻で、一挙11点を挙げ逆転する。結局、この試合7本の本塁打が飛び出し、22点を奪うと最後は玉井が抑え勝利を収め、決勝に駒を進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

五大学リーグ決勝

 

 

3月24日

 

 

三好総合グラウンド

 

 

名古屋市立大学

 

 

名古屋市

3

0

1

0

3

0

7

愛知医科

0

1

0

3

3

0

7

 

 

引き分け

 

 

準決勝に引き続いて行われた決勝の名古屋市立大学との試合は雨中の試合となった。準決勝で好投した玉井が先発するも、雨の影響でコントロールに苦しみ、簡単に先制点を許してしまう。しかし4回、竹本やこの大会4本目となる柴田の本塁打などで、ゲームを振り出しに戻す。直後の5回に3点を奪われ再びリードを許してしまうも、泉のタイムリーヒットで追いつき、粘りをみせる。結局、途中から雨が激しくなり、7対7の6回に雨天コールドで試合終了。両校優勝で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春季東海医歯薬第1戦

 

 

5月3日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対岐阜薬科大学

 

 

岐阜薬科

2

2

0

2

0

2

0

8

愛知医科

0

0

3

1

0

0

2

6

 

 

敗戦投手:桜井

 

 

春の東海医歯薬の初戦の相手は、岐阜薬科大学。この試合は西医体に向けてのチーム力底上げのために、下級生中心の先発メンバーとなった。先発した桜井の乱調から序盤4点を先行され、苦戦を強いられる。しかしその後、坂田、柴田の2二塁打などで追い上げるがコンスタントに得点を重ねられ、敗戦を喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春季東海医歯薬第2戦

 

 

5月12日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対名古屋大学

 

 

愛知医科

0

2

4

6

3

15

 名古屋

0

0

0

2

0

2

 

 

勝利投手:桜井

 

 

春の東海医歯薬2回戦の名古屋大学戦も、下級生中心の先発メンバーとなった。先発小林(大)は3回を打者10人で抑えるほぼ完璧なピッチングをみせると、打者もそれに応えるかたちで、10安打15得点の猛攻で5回コールド勝ち。この試合、5番に座った小林(郁)の3安打猛打賞の活躍が光った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春季東海医歯薬第3戦

 

 

5月12日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対愛知学院大学薬学部

 

 

愛知医科

0

4

0

1

0

0

0

2

2

9

愛知学院

0

0

0

0

0

0

1

0

2

3

 

 

勝利投手:玉井

 

 

ダブルヘッダーの第2試合は長年宿敵としてきた愛知学院大学。この試合は、ベストメンバーで挑んだ。2回、田中のヒットを皮切りに、川口の犠牲フライや相手のエラーによって4点を奪う。先発玉井はヒットでランナーを出すも、要所をしめるピッチングで、9回を無四球完投勝利で、決勝トーナメントへの進出を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春季東海医歯薬準決勝

 

 

5月19日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対名城大学

 

 

 名城

0

0

1

0

0

1

0

2

愛知医科

1

0

0

0

3

5

×

9

 

 

勝利投手:柴田

 

 

準決勝の相手は名城大学。この試合も下級生中心の先発メンバーで挑み、4回まで、小林(大)、桜井の粘りのピッチングもあり1対1と善戦する。その後、主力メンバーを投入すると、打線が爆発し、9対2の7回コールドで勝利を収める。総評としては、この時点での先発と控えの実力差が浮き彫りとなり、西医体に向けては不安の残る結果となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

春季東海医歯薬決勝

 

 

5月26日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対岐阜薬科大学

 

 

岐阜薬科

1

0

1

1

0

0

1

4

愛知医科

1

0

1

1

1

1

5×

10

 

 

勝利投手:玉井

 

 

決勝の相手は、この大会初戦で敗れた岐阜薬科大学。この試合も序盤は、下級生中心の先発メンバーで挑み、点を取ったり取られたりのシーソーゲームとなる。中盤以降、村松、泉といった主力メンバーを次々投入するにつれ、岐阜薬科大学を圧倒。特に川口の3安打、1本塁打の活躍が光り、今大会の優勝を収めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準硬式医科リーグ第1戦

 

 

6月16日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

浜松医科大学

 

 

愛知医科

0

0

1

0

0

2

0

0

0

3

浜松医科

3

3

0

1

0

0

0

0

×

7

 

 

敗戦投手:小林(大)

 

 

 今年から参加した準硬式医科リーグ。初戦は浜松医科大学戦。下級生中心のチームで臨んだ。1回裏、小林(大)の乱調により先制される。その後、2番手の桜井も相手の勢いを止められず、追加点を献上する。6回に、坂田のタイムリーなどで2点を返すも、序盤の大量失点が響き、反撃も及ばず敗戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準硬式医科リーグ第2戦

 

 

6月23日

 

 

浜松医大グラウンド

 

 

藤田保健衛生大学

 

 

愛知医科

0

0

0

0

0

3

1

0

0

4

藤田保健衛生

0

1

0

1

0

0

0

0

0

2

 

 

勝利投手:玉井

 

 

浜松に遠征し、試合を行った。柴田、玉井が6回まで2失点で抑える。序盤は相手投手の好投に打線は抑えられていたが、6回、玉井のヒットを足がかりに坂田、竹本のタイムリーヒットで逆転する。その後は、7回からリリーフした坂田が冷静に抑え、準硬式医科リーグ初勝利を飾った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準硬式医科リーグ第3戦

 

 

6月30日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

名古屋大学

 

 

名古屋

0

1

0

0

0

0

0

1

愛知医科

0

4

2

2

2

0

×

10

 

 

勝利投手:玉井

 

 

先制点を許すが2回、泉、竹本のヒットでチャンスを作り茂木のタイムリーヒットなどで逆転する。さらに3回以降、坂田、村松の猛打賞の活躍もあり、着実に得点を重ねる。玉井、坂田の両投手は相手打線を沈黙させ、7回コールド勝利。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西日本医科学生総合体育大会1回戦

 

 

8月6日

 

 

福知山市民運動場

 

 

徳島大学

 

 

愛知医科

0

2

1

1

0

3

0

0

1

8

徳島

1

0

0

1

0

2

0

3

0

7

 

 

勝利投手:玉井

 

 

ベスト4を目指し臨んだ西医体。初戦の相手は徳島大学。初回、先発柴田は、先頭打者にヒットを許し簡単に先制されるが、2回表に竹本、村松のタイムリーヒットで逆転する。その後、得点を重ねるも、取ったら取られる悪い流れで、リードを広げることができず、8回にとうとう同点に追いつかれる。しかし、土壇場の9回、岩田の犠牲フライにより勝ち越し、9回裏を玉井が締めゲームセット。なんとか競り勝つことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西日本医科学生総合体育大会2回戦

 

 

8月7日

 

 

福知山市民運動場

 

 

佐賀大学

 

 

佐賀

0

0

2

1

3

0

1

7

愛知医科

0

0

0

0

0

0

0

0

 

 

敗戦投手:坂田

 

 

西医体2回戦。相手は昨年優勝校の佐賀大学。先発坂田は3回につかまり、2点を先制される。その後、玉井、柴田が投げるも、内野のエラーや四死球により追加点を与えてしまう。打線は相手投手の球威に押され完全に沈黙する。終わってみれば7回コールド負けで、昨年に続き佐賀大学に敗戦した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋季東海医歯薬第1戦

 

 

10月6日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対名古屋大学

 

 

名古屋

2

1

1

0

0

0

4

愛知医科

1

3

1

6

0

3×

14

 

 

勝利投手:坂田

 

 

いよいよ秋の東海医歯薬が始まった。昨年の優勝に引き続き、2連覇を目指す。今大会初戦は、医学部6年生の野村、上田、沖本、富永の引退試合であり、また、下野、山本はマネージャーとして最後の試合である。試合は、野村の5四球、上田の2安打、沖本の3安打、富永の2安打などの活躍もあり、6回までに大量14点を挙げる。また、6年生の4投手の継投で4回までを4失点。その後も継投で相手打線を抑え、6回コールド勝利。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋季東海医歯薬第2戦

 

 

10月13日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対愛知学院大学薬学部

 

 

愛知学院

2

0

2

1

0

0

2

0

0

7

愛知医科

0

0

0

0

1

0

0

0

0

1

 

 

敗戦投手:坂田

 

 

長年宿敵としてきた愛知学院大学との試合。初回、死球でランナーを出すとセンターのエラーも絡み、簡単に先制点を許してしまう。その後も次々と追加点を許しリードを広げられてしまう。5回に村松の三塁打を足がかりに、玉井のタイムリーヒットで1点を返すも、その後は相手投手の前に打線は沈黙。終わってみれば、打線は4安打のみで、課題が多く残る試合となってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋季東海医歯薬第3戦

 

 

10月20日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対名城大学

 

 

名城

0

0

0

0

0

0

愛知医科

1

8

0

1

×

10

 

 

勝利投手:玉井

 

 

予選通過のために負けられない大切な試合。初回に1点を先制し、さらに2回は、四死球で出塁したランナーを、玉井、竹本、岩田の3者連続のタイムリーヒットなど、打者13人の猛攻で、一挙8点を挙げる。4回には柴田の左中間への本塁打が飛び出し、追加点を挙げる。投げては、先発・玉井が被安打2、無四死球、無失点で5回コールド勝利。通算2勝1敗の2位で、決勝トーナメントへの進出を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋季東海医歯薬準決勝

 

 

11月10日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

岐阜薬科大学

 

 

岐阜薬科

0

0

1

0

0

1

愛知医科

9

0

2

3

×

14

 

 

勝利投手:玉井

 

 

 初回から坂田の走者一掃タイムリーツーベースヒットを含む打者一巡の猛攻で9点を挙げ、試合の主導権を握る。その後も、3回には坂田、4回には東海医歯薬から3番に定着した竹本らのタイムリーヒットで着実に点数を重ね、5回で14点を挙げる猛攻を見せる。今大会2度目の先発となった玉井も、わずか1失点と危なげのないピッチングを見せ、2年連続優勝まであと1つにせまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋季東海医歯薬決勝

 

 

11月17日

 

 

愛知医大グラウンド

 

 

対愛知学院大学薬学部

 

 

愛知医科

2

2

4

5

11

24

愛知学院

0

0

0

0

0

0

 

 

勝利投手:玉井

 

 

 1週間の雨天順延を経て仕切り直しとなった決勝戦。予選リーグでの敗戦を教訓として、相手投手に球数を投げさせようというチームの共通意識が効を奏し、複数の四死球から出たランナーを竹本らのタイムリーヒットで次々と返す理想的な展開。終わってみれば24点と打線が大爆発。投げては、準決勝に引き続き先発した玉井が、5回を無四球完封と完璧なピッチングで試合を締め、昨年に続く東海医歯薬制覇に花を添えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度を振り返って(上半期)

 

 昨年、この“今年度を振り返って(下半期)”を書いて早くも一年が経ちました。私共前幹部は西医体で前大会よりも上位に進出すべく日々練習を重ねてまいりました。秋の東海医歯薬リーグ優勝にはじまり、五大学リーグ、春の東海医歯薬リーグともに優勝することができました。西医体に向けて着実に力をつけることができたと思います。しかし、すべてのリーグ戦においてほぼ快勝してしまい、接戦を体験できなかったことが今となっては惜しかったと思います。

 春の東海医歯薬リーグ後、いよいよ西医体にむけて最後の本格的な練習をしていきました。一年生という新たな戦力を手にし、大阪遠征など数々の練習試合を組み、準備をしていきました。

 部員、マネージャー、監督、先生方、いろいろな人の期待を胸に西医体は始まりました。一回戦の徳島大学戦は序盤のリードが守れず接戦となりましたが辛くも勝つことができました。しかし、二回戦に昨年度敗れた佐賀大学とあたり、力が入りすぎたのか本来の力を出し切ることができないまま負けてしまいました。相手に与えた大半の得点は自分たちのエラーから生まれたものでした。一年間通して、一度エラーがでると続いてしまうエラーの連鎖はあったのですが、それを克服することができませんでした。やはり、一年間で緊迫した展開の試合が少なく緊張感のなかで守備をする経験値が少なかったことが原因かと思いました。チームの人数も増えレギュラー争いも激化していくと思うので、日々の練習のなかで試合と同じような緊張感を味わえたらなと思います。

 私共前幹部の成し得なかった夢を今の幹部に叶えてもらえるよう、精一杯サポートしていきたいと思います。

 最後に、一年間我々前幹部を影から支えていただいた先生方、チームを率いていただいた小島先生、本当にありがとうございました。先生方の期待に応えられるよう部員一同、精進してまいりますので、今後ともよろしくお願いします。

 

前年度主将  坂田 大樹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年度を振り返って(下半期)

 

 今年度(平成19年度)の西医体は、1回戦の徳島大学には辛勝しましたが、2回戦では昨年度敗れた佐賀大学に2年続けて敗れ、ベスト32という結果に終わりました。佐賀大学は昨年度の優勝校であり、今年度もベスト4に進出した強豪校ですが、昨年と比べると、私たちのチームのレベルアップにより、両校の差は縮まったかのように思いました。しかし、緊迫した状況での守備で、私たちのチームでは送球エラーが続出し、メンタル面の弱さを露呈しました。

 そこで今年は、どんな状況においても、捕球してから確実に相手の胸元に送球する動作を体に覚えさせ、試合で自信を持ってプレーできるようにノックを多く受けました。また、アップ時のキャッチボールについても、「試合につながるキャッチボールをしよう」をキャッチフレーズに、捕球してから次の送球につながる動作をするよう努めています。基礎があってこその応用と信じて、とても基本的なことから積み重ねて練習しています。また、西医体での守備の乱れの原因には、ここ数年、1年間を通して遠征が少なく、愛知医大グラウンド以外での試合に慣れていないことも考えられます。そこで、春からは、遠征試合を何試合か経験できるよう他大学と積極的に連絡をとっていこうと考えています。

秋の東海医歯薬リーグは昨年に続き連覇することができました。しかし、西医体で上位に入るためにはまだまだ実力不足であり、投手はコントロールのレベルアップ、打撃はインコースの球をコンパクトに叩き、鋭い打球を打てるようなスイングを身につける必要があります。そこで、今年の冬練習は野手と投手にわかれて練習し、野手はラダーや反復横とびなど下半身の強化、また、右手主導(右打ちの選手の場合)のスイングを身につけるために、素振りを工夫しながら、インコースの球を上から叩いて鋭い打球を打てるよう、打撃の向上をはかります。投手は走り込みなどで下半身強化、毎回100球以上の投げ込みを行い、コントロールのレベルアップを目指します。先にも述べましたが、基礎があってこその応用と信じ、3月まで続けていきます。

そして、来年の西医体では、連勝することを目指し、部員、マネージャー一丸となって戦い目標を達成し、愛知医大硬式野球部の歴史に新たな1ページを刻めるように、これからも努力していきたいと思います。

 

主将  小林 大祐